デイサービスの送迎業務とは、デイサービ施設と利用者の自宅を、主に自動車で送り迎えをするサービスです。
ほとんどのデイサービスは介護職員が送迎業務を行います。介護業務はできるけど、車の運転が苦手な方は嫌な仕事だと感じてしまいますよね。
デイサービスの送迎業務から外れたいなら、責任者に「送迎業務から外れたい」と意志を伝えましょう。ただし「この人は楽したいから送迎から外れたいのだな」と思われないよう、配慮が必要です。
では、どのように伝えれば送迎業務から外れて、安心してデイサービスで働けるのか解説します。
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最初の面接時に「送迎はできない」と伝える
送迎業務ができないことを伝えるなら、入職前の面接時がベストです。「送迎ができないなら採用できない」と言われたら、また違う求人を探せば問題ありません。
介護職員はどのデイサービスでも不足しているため送迎業務ができなくても採用してくれる求人はいくらでもあります。
苦手な車両や送迎ルートだけ外してもらう
送迎業務のすべてを外してももらうことが言いにくいなら、怖いと感じている車両や送迎ルートだけ外してもらえないか相談してみましょう。
たとえば、以下のようなケースであれば送迎を外してもらいやすくなります。
- ハイエースなどの大型車
- 狭い道を通るルート
- 交通量が多いルート
- 介助量が重度な利用者
- セクハラやパワハラをする利用者
送迎を外してもらうときのポイントとしては「楽をしたいから送迎業務をしたくない」というニュアンスが伝わらないように気をつけましょう。また、就職してから仕事に慣れるまでは介護経験者でも3ヶ月~半年必要です。
送迎業務はムリ…と感じても、仕事に慣れれば、ストレスなく送迎ができることもあるのでとりあえす3ヶ月は我慢してチャレンジしてみるという方法もあります
▶デイサービスの仕事に慣れるまではどのくらいの時間・期間が必要?
あくまでも「事故が起きたときに責任がとれない」「運転が苦手だから車をぶつけそう」という理由を主張するように、送迎ができないことを伝えることが大切です。
▼送迎中のよくあるトラブルと対応策はこちらの記事で詳しく解説しています。
送迎業務をやめるときのポイント
送迎業務から外れてしまうと、周りの職員から「あの人は送迎しなくていいよね…」と陰口を言われてしまう可能性もあります。
送迎業務をやらないなら、ほかの仕事を率先して実施しましょう。
たとえば、朝の送迎時なら利用者を迎える準備、帰りの送迎なら掃除を積極的に行うべきです。トイレ掃除や汚物の処理など、職員がやりたくない仕事を率先してできると送迎にでなくても好印象をもたれるでしょう。
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助手として送迎に同行する
車の運転が不安なら、助手として送迎に同行する方法もあります。主に乗降の見守りや、車と自宅間の歩行介助を行います。
車の運転をしなくていいメリットがありますが、走行中は利用者の体調に気を配ったり、世間話に付き合わないといけないというデメリットもあります。話が苦手な方はストレスになるかもしれません。
【まとめ】自分が得意な業務をしよう
送迎業務が苦手な場合は、まずは上司や職員と相談してみましょう。送迎はデイサービスの仕事の中でも事故の多い業務です。
事故が起きたあとに「やっぱり断っておけばよかった…」と後悔はしたくないですよね。
ただし、送迎業務をやらない分、ほかの業務で送迎をしない仕事量を補う必要があることを忘れてはいけません。あなたが得意な仕事でかまわないので、「この仕事は○○さんに任せよう」と思ってもらえるように仕事ができたらいいですね。
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