デイサービスの業務の中でもっとも過酷なのが入浴介助です。
熱気と暑さの中、利用者の洗体や入浴の介助・見守りを何時間も行うため、全身は汗びっしょり、体はくたくたにになりますよね。
特に夏場の入浴介助は地獄です。浴室内は冷房・扇風機がついていないため、まさに暑さとの戦いになります。
入浴介助をする際は長めのスポーツタオルを首に巻いておき、すぐに汗をぬぐえるようにしておきましょう。「仕事中に首にタオルを巻くのはマナー違反では?」と思われるかもしれませんが、汗を大量にかく入浴介助の仕事は別です。
タオルがあれば汗を拭くことはできますが、少しでも暑さを和らげるグッズを装備しておくことも大切。この記事では入浴介助の仕事に最適なグッズや方法をご紹介します。
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脱衣場・浴室内で水分補給
入浴介助でもっとも気をつけることはスタッフの熱中症や脱水症状です。とくに運動の習慣がない場合は暑さにも慣れていないため、入浴介助中に気分が悪くなったり、倒れてしまうケースもあります。
熱中症や脱水を防ぐために、脱衣場や浴室内で水分補給ができる環境を整えておきましょう。水筒やペットボトルを置いておけば、こまめに水分補給ができます。
入浴介助は決められた時間内に、すべての利用者の入浴を終わらせる必要があるため、どうしても急いで介助してしまいますよね。楽に入浴業務・着脱をする裏技では入浴介助を効率的に行う方法を解説していますので、参考にしてみてください。
冷感タオル・クール系のインナーで暑さ対策
冷感タオルを首に巻いておけば、体温が下がり涼しく感じます。タオルで保冷剤を包み、首に巻いておく方法も有効です。
冷感タオルや保冷剤は施設の冷凍庫に入れておけば何度でも使えるため、お金もかかりません。
入浴介助の服装は、クール系のインナーがおすすめ。特に、デイサービスで支給されたTシャツは厚手で入浴介助には適さない場合が多いため、クール系インナーを持参することをおすすめします。
アイスベストで快適に入浴介助
保冷剤をタオルに包んで首に巻いても快適ですが、仕事をしているとタオルから保冷剤が落ちるので不便かもしれません。
最近はアイスベストという保冷剤を内部に仕込めるベストが人気です。ベストが濡れてもすぐに乾かせるため、入浴介助でも問題なく使えます。
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【まとめ】入浴介助は暑さ対策を一番に考えよう
入浴介助や着脱は、自分が快適に仕事できることを一番に考えましょう。首にタオルを巻いたり、利用者の前で水分補給をしてもマナー違反ではありません。
最近は「入浴介助中にマスクをするべきか」という問題も話題になっています。マスクをつけても息苦しくないのなら大丈夫ですが、マスクをつけることで息苦しさ・気分の不良を感じるならマスクをつけずに入浴介助をしても問題ないでしょう。
繰り返しになりますが、入浴介助は自分の体調管理がもっとも大切です。熱中症や脱水症にならないよう、対策をしていきましょう。
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