デイサービスは、たくさん覚えることがある仕事です。私も初めてデイサービスに勤めた頃は利用者の介護のやり方座席の位置、自宅までのルートなど「こんなに覚えることがあるのか…」と悩みました。
デイサービスの仕事に慣れるまでは、介護の仕事の経験者でも3ヶ月、未経験だと6ヶ月は必要です。
私、仕事を覚えるのが遅いのかな…と悩む必要はないので、安心してくださいね。
しかし、1日も早く仕事に慣れて、即戦力として働きたいですよね。
この記事では、デイサービスの仕事に慣れるために、優先してやるべきことを解説します。
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①利用者の名前や特徴を暗記できる
利用者の名前や特徴は1ヶ月以内には覚えるようにしましょう。どんな業務にせよ、利用者の名前を覚えないと仕事になりません。
まずは、名前を覚えやすい利用者から暗記していくといいですね。
- 毎日利用の利用者
- 重症度の高い利用者
- よく話しかけてくれる利用者
- 外見に特徴のある利用者
仕事中はメモをとり、利用者の名前と出来事を関連付けると暗記しやすいです。
たとえば…
【山田様の送迎を行った。玄関の階段に注意】
【鈴木様のトイレ介助をした。ズボンの上げ下げのみ介助。呼び出しボタンを押すよう伝える】
名前と印象に残ったできごとを記載することがポイント。仕事が終わった後、メモを見返して名前と顔が一致するように思い返してみましょう。
②利用者宅の8割以上に送迎できる
利用者宅への送迎が覚えられないという人はとても多いです。特に地域の土地勘がない場合は送迎ルートを覚えられなくても気にする必要はありません。
送迎を覚えるには、スタッフに同行してもらい、自分が運転してみることがもっとも早く覚えられます。
送迎ルートの覚え方は以下の記事で詳しく解説しています。
③入浴介助を時間内に終わらせる
入浴介助は利用者が安全に入浴ができることはもちろん、決められたら時間内にすべての利用者の入浴を完了しなければ、仕事に慣れたとは言えません。
しかし、いきなり時間を気にするのは難しいので、まずは利用者ひとりひとりの入浴方法を覚えることからスタートです。
ポイントとして、この利用者はどこに手助けが必要なのかを考えながら介助をしてみましょう。
すべての動作を介助してしまった方が、何も考えないで楽です。しかし、利用者自身でしてもらう間に、あなたは次の入浴の準備など他の仕事ができるかもしれません。
過剰な介助は不要だとつねに頭の片隅で覚えておいてくださいね。
利用者の介助方法を覚えることができたら、時間内に入浴を終えることにチャレンジしてみましょう。
始業後すぐに入浴をされる利用者の人数を確認します。機械浴や入浴に時間のかかる利用者をピックアップし、どの順番で入浴をするのか決めておきましょう。
実際に入浴が始まると、バイタルが高かったり、機能訓練と重なって当初予定していた順番通りにはならないかもしれません。そこで臨機応変に対応できるようになると、デイサービスの仕事に慣れたといえるでしょう!
【まとめ】わからないことはベテランスタッフに相談
デイサービスの仕事に慣れるには、介護の経験者でも3ヶ月は必要です。
- 利用者の名前を覚える
- 送迎のルートを覚える
- 入浴介助を回せる
この3つができるようになると、「仕事に慣れてきたな…」と感じるはず。
仕事に慣れるコツは【わからないことはすぐに相談する!】です。
初歩的なことでも気軽に質問できるのは、新人スタッフの特権です。
わからないことをそのままにしないで、ささいなことでも相談する習慣をつけると、どんな仕事でもすぐに慣れるようになるでしょう。
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